突然思い出した手紙の文面

「突然思い出した手紙の文面 」

お昼寝をしていると、急に、生まれて初めてもらった恋文のことを思い出した。 生まれて初めてもらったこともあって、よほど印象に残っているのだろう。 あれは、宝くじがものの見事にはずれて、がっかりしている雨の日のゆうぐれ時のことだった。 私は、1等が当たるものと思い込んでいて、何かのチラシの裏に一等が当たった時に購入するはずの家の見取り図まで描いていた。(おめでたすぎ?) そんな時に手紙が届いたのだ。 手紙が届くことは知っていた。 事前に「送ったそうやから読んだってな」と、橋渡し役?の子から言われていたから。 ふと思い出しのは、以下のような文面だった。 「昨日、僕のクラスに、○○さんという(しっかりフルネームで書かれていた)目のパッチリした色白のとても可愛い女の子が転校してきました。でも僕は○○さん(私の名前)がいるので、と、自分の心に言いきかせています。安心してください。」 というようなもの。鮮明に記憶している。 あまりにも、あまりにも正直すぎて、おかしかった。なんもそこまで正直に書かんでもええのに。という感じ? そいでもなんで今頃、しかも昼寝から目覚めてしばらくして思い出したのかは、全くのなぞ。 突然思い出しておかしくなって笑ってしまったのだ。 やはり、もらったものってけっこう覚えているものなのかしら? かくいう私もこれまで膨大な数の恋文を送り届けてしまったけど 自分が書いておきながらその内容は、ほとんど覚えていない。 私が出した手紙だって、こんなふうに、送った相手に何かの拍子に思い出されて、くすっと笑われているのかもしれない。 なんて思って恥ずかしくなった。 あの人も、あの人も、そしてあの人も みんな笑っているのかな? きゃ。恥ずかしい。